第1869回例会

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2022.10.18

米山月間卓話

12:30~

 



林会長挨拶

人生に革命を起こす言葉

 アルフレッド・アドラー1870-1937という心理学者がいます。フロイトやユングなどの心理学の巨星と同時代に生きた心理学者です。自己啓発の父とも呼ばれているそうですが、ほとんど無名です。しかし、有名なデールカーネギーの「人を動かす」やスティブンコバァの「7つの習慣」などには理論の多くが取り入れられているようです。「時代に1世紀先駆けている」などとも言われています。さっそく、私も入門編のような「人生に革命が起きる100の言葉」と言う本を読んでみました。イヤー素晴らしい本でした。自己啓発の本もたくさん読みましたが、超おすすめの本です。ぜひ、手元に置いておく1冊にしていただきたい本です。

すこし、中身を抜粋してご紹介したいと思います。まず、彼は言う。「人間は自分の人生を描く画家である。あなたをつくったのはあなた、これからの人生をきめるのもあなた」何事も自己責任で生きていることを意識するということです。そして、「「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。」と手厳しい。

一般的な心理学でいうように、過去のトラウマが今の自分をつくっているということに彼は真っ向から反対しています。そうではなく、今の自分でいたいから、過去からその理由を引っ張り出してきているにすぎないと・・。あんなことがなかったら、あんな事件に遭遇しなければ・・。「遺伝もトラウマもあなたを支配していない。どんな過去であれ、未来は「今、ここにいるあなた」がつくるのだ。

また、彼は言う。「すべての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人さえも、実は他人の目を気にしているのだ。」と、・・・考えて見ました、自分の悩みが対人関係ならば、無人島にゆけば、その悩みはどうなるか。考えて見てください。今の悩みは霧散してゆきませんか。そのことを知ったうえで、対人関係を考えると意外にうまくゆく。この言葉がぴったりでした。「あなたのために他人がいるわけではない。「○○してくれない」という悩みは、自分のことしか考えていない何よりの証拠である。」

最後に彼は「幸せになる唯一の方法は他者への貢献である。」と言っています。また、「自分だけではなく、仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く、相手に与えること。幸せになれる唯一の道である。」とも記述しています。そして、「「信用」するのではなく、「信頼」するのだ。「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。」うーん、しびれるが実践がむずかしい一節です。

どうでしょう。ロータリーの理念と相通じているように思います。