名古屋千種ロータリークラブ

名古屋市東山動植物園 大温室

== 地域に根ざして ==
地域内の名古屋市東山動植物園に対して、長年支援活動を行っています。

 
植物園の温室には、昭和12年の開園当初から公開している「前館(ぜんかん)」(平成18年に国の重要文化財に指定)と、昭和35年以降に順次開設した「後館(こうかん)」と呼んでいる部分があり、熱帯・亜熱帯気候に生育する美しい花や、奇妙な葉など、さまざまな姿の植物をご覧いただけます。
 
前館は、現存する日本最古の公共温室で、平成25年から令和2年にかけて、昭和12年の開園当時の姿に戻す保存修理事業を行い、令和3年4月23日から再びご覧いただけるようになりました。「東洋一の水晶宮」と呼ばれた美しいたたずまいと、多様な温室植物との調和のとれた姿をお楽しみください。
 
なお、東山動植物園では、令和3年3月に策定した「国指定重要文化財名古屋市東山植物園温室前館保存活用計画(改訂)」に基づき、重要文化財(建造物)である温室前館の保存・活用に取り組んでいます。

(名古屋市東山動植物園資料より)
 
千種ロータリークラブでは、パラグアイオニバスの種子を
アメリカ・セントルイスのミズーリー植物園から
寄贈してもらうお手伝いをしました。

 
東山植物園の温室前に、以前からパラグアイオニバスの池がありました。しかし、長年の交配によって、弱体化が進みましたので、温室の大改装に合わせて、パラグアイオニバスの池も改修することになり、それに合わせて、千種ロータリークラブでは、アメリカ・セントルイスのミズーリー植物園から新しいパラグアイオニバスの種子を寄贈してもらうお手伝いをしました。


パラグアイオニバス(Victoria cruziana) 
スイレン科 オオオニバス属 南アメリカ原産

 
オオオニバス属はパラグアイオニバス(Victoria cruziana)、オオオニバス(Victoria amazonica)、 ビクトリア・ボリビアーナ(Victoria boliviana)の3種類であり世界一巨大な葉をつける被子植物として知られています。また、オオオニバスとパラグアイオニバスの雑種も多くつくられ鑑賞用に栽培されています。
 

ビクトリア・ボリビアーナ」は新種!!

ロンドンキュー王立植物園が177年間オオオニバスだと思って栽培していた植物の遺伝子を調べたところ「ビクトリア・ボリビアーナ」という新種であるとわかりました。
 
 


オオオニバス属植物は、地下茎からの生じた葉が水面に浮かぶ浮遊植物です。葉の裏は葉脈が格子状になっており、そこに空気をためることで世界一大きな葉を浮かせています。また水中の生き物に食べられないように葉や葉柄には非常に鋭いトゲが生えています。
 

(名古屋市東山動植物園資料より)
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